スポットライトが照らす先 後編
こんにちは。ちょっとばたばたしていてだいぶ時間が経っていました。ちょっと記憶も怪しくなってきてはいるのですが、未来の私のために書いておきます。
今回も前回同様、新曲歌詞の部分はあきさん(aki_93)の聞き取り歌詞を参考にしております。許可くださりどうもありがとうございました。
本ブログは前回のブログの続きとなります。
12『肌を刺す嵐』テニミュのsinging in the rain
テニミュの世界観が消滅した跡部onstage。完全に跡部に支配される空間。しっとりとした雨を感じさせる繊細なピアノの入りから、水滴が跳ねる様を想起させるハープ音。そしてそこからのスネアドラムのボレロみたいなタン・タタタン・タタタタン・タタタタタタタンというリズムね〜おしゃれですね〜。情景が目に浮かぶような曲調になってると感じた。ストリングス音が軽めだからより雨っぽさがでてるのかも。最後のテレレッテーレレテーレレテーレーみたいなとこめっちゃ好きです。そこの振り付けも次々に決まってめちゃくちゃ麗しい。
んでね、このままマスターピースみたいなやつになってくのかとおもったわけ。最初からクライマックス的な。
まさかのJAZZ。テニミュ初のJAZZ調。シンバルカッケェ。
めっちゃくちゃおしゃれやんけ……中学生男子とは思えないほどおしゃれやんさすが跡部だわ。
「水を味方にした氷」の所、メロディーが変わるタイミングで指をパチンと鳴らしてたの空間を支配しているようでとてもかっこよかった。
「消えゆくグレーススカイ 俺様をハイにしろ」グレー=灰=ハイ で掛けましたね?
東京公演は白石のエクスタシーみたいな振り付けだったから四天公演につながっている気がして嬉しかったけど、大阪あたりから前方に手を突き出して相手を煽るように指クイになりました。どっちでも嬉しい。
「雨が止んでも俺様の体は」のJAZZ特有のドラムの不規則アレンジ音がたまらなくかっこいい。
「AH~~」で一瞬すべての音が止まるのもいいよね。そのあとでJAZZっぽさを残したメロディーで終わるのも最高。
しかも最初はだいぶクラシックよりで、今回の跡部キャスが得意とするバレエの大振りな振り付けだけど、JAZZ調になってからは若干動きは違うけど氷帝レギュラー陣と跡部で一緒のコンテンポラリーダンスじゃん。対比が素晴らしい。最初は跡部ソロで次は氷帝全員で踊るって演出マジ神。氷帝学園は跡部とレギュラー陣が綺麗に揃ってこそ。跡部は孤独ではないんだよ。比嘉も。。。あれは。。。練習しているんじゃないですかね。。。
この曲も『氷の刃』同様めちゃくちゃ歌詞凝ってて好き。テニミュっぽくないけど。
歌詞についてもいろいろ言いたい所はあるんだけどそれはまた今度にします。
ただ、東京初日近くはあまりのメロディーの難しさに跡部キャスが歌えていない状態が続いていたのが非常に残念。地方入り始めてから新しい発声方法になれたのかめちゃくちゃ良くなってて、凱旋公演は聞くたびに鳥肌が立ったぐらい上手くなった。まぁ、これ難しいよね。。。
13『試合再開』
2ndと一緒。毎回思うけどトリオってあの大きい舞台に3人だけでハモりもユニゾンも綺麗に決めなくちゃいけないから大変よね。。。小道具の傘がカツオのだけ頻繁に壊れていたのでいつもハラハラしながら見てた記憶が……。空気抵抗で壊れやすいのもあるけどどうにかならないもんかね。トリオはユニゾン綺麗なのでハモりがもっと綺麗になるといいね。
14『予測不可能』
3rd比嘉は皆さんダンスが綺麗に揃ってるから本当に見応えがあるんだわ。歌も安定してるし、日替わりも面白いし本当に好き。
「占おうか? わんにそんな能力あったっけ?!」で甲斐くんに比嘉メンバーで突っ込む掛け合いの所が可愛くて好き。
東京公演の時は耳が悪すぎて「win or lose win or lose 」が「ビンボービンボー」にしか聞こえなかったのは悪い思い出。上げて上げて下ろす上げて上げて下ろす。
あとね、「予測不可能」のところで手を頭の近くに持って行ってパッと離す振り付けがすごく好きだった。あと曲終わる直前ぐらいの腕をぶらぶらさせてる所も好き。
単純な動きだとタイミングずれたらめちゃくちゃ汚くなっちゃうのに、比嘉中いっつも綺麗に揃っていて、体幹しっかり鍛えてるんだなぁとほれぼれ。
15『誰にも見えない糸』
残るとは思っていた。歌詞めちゃくちゃ好きなんですよ。「乗り越えようこの試練 二人でならできるはずさ 攻め続けようひるむことなく マジ半端ない二人の連携プレー」ダブルスには無限の可能性が有ると信じている大石と菊丸の、2人でならなんだってできるという信頼感が歌詞に上手く表現されてるから。大石キャスも菊丸キャスも上手くはないけど下手じゃないので糸めっちゃ繋がってた。
宍戸と鳳パートに入る前の氷帝の回想の部分、跡部の台詞回しがよかった。
「だが、ダブルスでならてめーの努力報われるかもな」若干突き放した言い方だったのが非常に良い。興味ない振りをしている跡部。素直じゃないですな。
今回の宍戸キャスと鳳キャスが互いに歌に対して苦手意識があるタイプだったので、東京公演は大変でした。糸繋がってないじゃーん(涙目)いやでも彼らは歌よりも演技力がとてもよかったので全てOKです。凱旋に入ってからも上手くはなかったけど、いいとは繋がってたと思います。気持ちが伝わってきたので良し。(ドリライがんばってね)
16『あれがシ・ン・ク・ロ』
超ノレる新曲。ゴールデンペア初期の歌を彷彿とさせるテクノ系な軽快さをもつ出だし。歌詞に入る前の大石と菊丸のシンクロダンスの部分がめっちゃ好き。初演だっていうのに息が合ってて見てて楽しかった。歌詞は旧『シンクロ』に近い感じ。間奏部分のゴールデンペアのラケット回しシンクロダンスも良い。綺麗に揃えるのは全立に期待で。「シンクロ〜シンクロ〜あれはシンクロ」からの氷帝・青学・比嘉それぞれのおっかけがめちゃくちゃミュージカルっぽくて待ってましたこういう曲!!って感じです。一度だけ音程変わるのいいよね。
あとね〜この曲の好きなところは曲がかかってる中、鳳の打球音が響いてるところです。効果音なのでBGMには入ってませんけど。パコンと鳴り響く音は勝利を近づけているはずなのに、逆に追い詰められている焦燥感がこの音でより鮮明に表されているのではないかと思いました。しかも東京公演のときはダイブしてボール拾いに行った鳳が宍戸さんに助け起こされていたけど、凱旋公演は宍戸さんの手を借りずに一人で立ち上がってたんですよ!!長太郎の成長ぶりに涙。しかもライトが当たっていない時、宍戸・鳳ペアは肩叩き合ったり、手を握り合ったりして「絶対に勝つぞ」という意識を常に見せてくれるんですよねぇ。本当に3rd宍戸鳳ペアの演技好き。
17『氷の世界』
新曲じゃないんだ。3rd跡部キャスに合わせてもっとクラシカルな感じにするのかな〜と思っていたんだけど既存曲でした。東京公演の時は、氷の世界の絶対的支配感、閉塞感や重さがあんまり歌声に反映されていなくて物足りなさを感じたのは事実。でも凱旋公演はめちゃくちゃ底意地の悪い跡部になってたからすべてを許した。めちゃくちゃ嘲笑してる跡部様マジ性格悪い。しかもインサイトで死角を探す時の腕マジでレーダーみたいに綺麗に動くから最高。
「どうしたその面は 唖然として身動きも取れない〜〜」のクレッシェンド気味に音量が増してく感が好きだった。「てめぇはおしまいだ」の直後のデン!デン!で綺麗にステップ決めるの品がないんだか品があるんだか混乱する。好き。
「この恐ろしさ 閉塞感 まるでネガティブな風景」のところで目を閉じて口元に笑みを浮かべていたの、自分に陶酔している雰囲気を醸し出していて非常に良かった。
「消えてなくなれ 越前リョーマ(濁音)」みんなやるよね。好きだよ最後の歌詞に力こもっちゃうの。
一番好きだったのは曲の終わり最後のインサイトポーズで綺麗なターン決めたところね!!あれ多分大阪あたりからやってたと思う。突然綺麗に回ってぴったり止まるからここはスケートリンクだっけ??と思った。
凱旋に入ってからめちゃくちゃ性格の悪い笑みを試合中に浮かべるようになったの本当に跡部として正解だよね。高慢さと嘲りと見下しが混ざった笑み。3rd跡部は表してくれる感情が非常に複雑だから表情をよく見たくなる。
18『俺は勝つ!』
初めて聞いた時、『俺は燃える』も既存曲になるのか〜と思ったら違いました。『ベストテンション2016』みたいな、入りが既存曲と一緒でそのあと新曲になるタイプ。めちゃくちゃ勝ち確定ソングっぽいキラキラした音が入った出だし。
「さ〜あ 燃えてきたぞ 体の奥が ジンジンジン」の振り付けめちゃくちゃ面白くて毎公演見るたびに楽しそうだなぁと思ってしまった。このタイプの振付は真似したくなるからダメです。
この曲サビからがすごく好きなんですよね。
「勝つ 俺は勝つ 絶対に勝利する」
「熱くみなぎる エナジーショット」
圧倒的テニミュって感じの熱さしか感じない歌詞嫌いじゃない。
2回目の「熱くみなぎるエナジーショット」で跡部と越前が互いに体を押し返す振りが入ってたのですが、そこで越前に押し返されてる跡部の口元に笑みが浮かんでいたの本当に余裕があって好きでした。あそこブロマイドにするべきだよわかるかね。
2回目の「氷を粉々に砕いてやる」のところで越前が跡部をネット際に追い詰めた時の、跡部のネット飛越ジャンプすごくないですか?? 数歩の踏切りでネット飛べる?めちゃくちゃ綺麗だし初めて見る飛び方で釘付けになりました。この曲の山場といってもいい。
やっぱり「こう言ってやるのさ〜」のあとラケットを相手に向けてピタッと止まり 「you still have lots more to work on!」っていう様式美マジで好き。
そのあと曲が盛り上がっていく最中ラリーが続くの見ていて本当に楽しい。
この曲までは互いに勝ちを譲らない、というよりかは試合を楽しんでる余裕があるよね。互いの力量を確かめ合っているというか。「破滅へのロンド」を決められてしまってから跡部が「勝つ」ために自分の欲求を捨てるテニスに切り替え、越前も「勝つ」ために全身全霊で試合に挑むようになる。青学・氷帝のレギュラー陣がみた越前と跡部の姿が次の新曲『エンドレスラリー』に現れているのでは。
今回の越前キャスがどうしても歌が苦手のようなので、東京公演の時の完成度の低さに半笑いになりましたが、凱旋公演で持ち直してくれたので大丈夫です。四天はね、もっとがんばってね。
19「エンドレスラリー」
過去公演のものと比べてめちゃくちゃ明るいな!?と思った印象。青学にしろ氷帝にしろ、自分の学校の絶対的勝者が互いに「勝つ」ために競り合っている姿が非常に珍しいわけです。だって越前は公式戦で負けなし、跡部も公式戦で負けなしのはず(だよね…?)なので、そんな2人があんなに必死になって試合をしているという情景は、それぞれの学校にとって予想外のもので、すごい試合を見ているという「興奮」「ワクワク感」をこの曲で表したかったんだと考えています。
BGM聞いていて思ったのですが、打球音っぽい高音が入ってるのめちゃくちゃ試合っぽくていいですね。軽い感じのトランペット音がより互いの勝利のファンファーレっぽい。ちなみに歌詞に関しては突っ込みたいとこいっぱいある。
「負けを知らない二人が 負けない決意を固めた」
「勝利という冠に 手を伸ばすのはどちらだ」
本当にこの歌詞が、試合を見ているそれぞれの学校の生徒達の心を代弁しているんですよ。大半の生徒にとって越前の負けた姿も跡部の負けた姿も見ていないので。だから「負けを知らない二人」って表現されるのは間違っていない。
「負けない決意」ってわざわざ書いてくるところが非常にテニミュらしい。「勝つ決意」じゃなくて「負けない決意」と書くことで、より「負けない」気持ちを強く示せるじゃないですか。「負け」で軽く韻を踏んでいるのもあると思いますが、単純に勝つというよりも負けないという方が、気持ちを背負っているように見えるんですよね。「勝つ」の反対語は「負ける」だし、あえて逆説的な文章にすることで意志の強さを示したかったのかなぁ。
どの公演で見たのかあんまり覚えていないんですけど、「負けない決意を固めた」で跡部がラケットを強く握り直すのを見たんですね。偶然だとは思うんですけど、その一瞬の動作で跡部の覚悟が見えたので、とても好きなシーンになりました。
「果てしない タイブレーク どこまで続く タイブレーク タイブレーク」
ここの越前と跡部がすれ違うシーンめっちゃ好き。しかもそのあとの跡部の台詞回しね。
「てめぇの微妙な手首の動きから、事前に掛けてくる回転の一つ一つが見えてきたぜ」
「手塚ゾーン、破れたり!」
手塚ゾーン破れたりの時のセリフ回しめちゃくちゃドスが効いていて恐ろしかったですね。あんなに上品な跡部が目をかっぴらいて血を吐くように言うんですよ。。。ギャップがたまらなく美しい。
しかもラリー中めちゃくちゃ越前が打つ時に声を上げるんですけど、それに比べて跡部が非常に静かに打っていたのが対比として綺麗だったなぁと。個人的解釈においては越前はもう少し秘めた感情っぽく表してほしかったとは思う。ただ、越前がオーバー気味に感情を示していたのとは反対に、跡部がタイブレーク中終始、余裕のある笑みを浮かべつつ返球し、あんまり叫ばなかったことで「動」と「静」がしっかりと示されていたのでは。今回の跡部がはっきりと声に出したのって本当に最後の最後、「果てしのない エンドレスラリー」の股抜きショットを返球されて「くそッ!」っていうところなんですよ。しかもその「くそッ!」って言い方が本当に悔しさに燃えててね……。
あと曲の終盤で互いの体力が尽きてフォームも崩れつつも打ち合って倒れるシーン、跡部キャスが体が柔らかいため、操り人形の糸が切れるように倒れるの風情がありましたね。関節どうなってんの。
以下突っ込みたい歌詞
①「おチビは防戦しながら 攻めてる」
な に が い い た い
いやまぁ中学生らしいっちゃらしいけど。
②「とんでもないルーキーだ あそこまでできるとは」
「将来の脅威になるだろう」
「ウス」圧倒的美声ビブラート
いや既に脅威だよね?まあ来年3年に上がる2年に対しての言葉だとは思うけど今更感強い。樺地にはもっとちゃんと歌詞をあげてくださいもったいないので。。。
③「氷の帝王が 汗をかき始めたんだよ」
情緒も何もない歌詞!!!「氷の帝王が熱くなっている」ぐらいの情緒を見せて!!
以上です。
20『リフレッシュ 新たな自分へ』
既存曲そのまま。死闘を繰り広げた後のそれぞれの学校が示されている曲。青学はこれから試合が続くからジャージのままだけど、もう試合がない氷帝と比嘉は制服なんですよね。それぞれ楽しそうにしているのはいいんだけど、跡部が憂いを帯びた表情で俯いたままハケるのが彼の夏が終わったことを如実に示していて涙腺が刺激された。
あと手塚のお弁当がめっちゃ小さくてそれで足りるんですか??もっと食べない??大丈夫??って心配になってしまったのと、菊丸の超絶アクロバットで度肝を抜かれた。片手で体持ち上げるってどういうこと??アクロバットに期待大
21『氷点下の情熱〜THE TOP』
せっかく新曲用意したのになぜメドレーは前回そのままなんでしょうね。まぁ長年テニミュ見てくれる人にとっては懐かしのあの曲!やっぱり好きだなぁと思うのだろうど。せっかく青学も氷帝も良い新曲をもらっているんだから、メドレーにすればよかったのにとは思います。氷点下の情熱もTHE TOPも好きだけどね!!3rdキャストが歌ってくれるそれぞれの曲は、やっぱり2ndの子達が歌ってくれた時と印象が変わるので、やっぱりキャストによって色が変わるのも演劇の醍醐味ですね。
22『スマイル・アンド・ティアズ』
例のふわふわソング。テニミュのアンコール曲って聴いていて非常に元気をくれる歌詞が多いと思っています。演じて歌うキャストにとっても、聴いている観客にとっても、違和感なくすっと心に入ってくる歌詞だから、頑張ろうって気持ちにさせてくれるんですよね。出だしが今までのアンコールとちょっと違う感じで、それぞれの学校の部長と越前が歌うっていうのも非常にレアでした。
「スタートラインを引いたあの時 ゴールは想像しなかった」
「どこにあるんだ 最後の目標」
「それを探すための 試練と喜び」
歌詞でキャスト泣かせにきてますよねこれ。何かを始める時、50%の人は最終目標を定めていて、残りの50%の人はだいたいの目標はあるけど確実なゴールは決めていないのではないでしょうか。しかも目標をしっかり定めていたとしても、予想外の結末になることも多々あるのが世の中です。いろいろな経験をしていくうちに、ゴールの形が変わっていくこともあるでしょう。前向きに人生を進んでいく歌詞だなぁと思いました。
以下くそポエムです。
青学パート
「負けても笑ったっていいだろ」
「勝利の涙も捨てがたい」
「訳も分からず 心が動くよ」
「対戦相手と コートに立ってると」
代替わりした青学のパート。
出来ないことが多くても笑いあって互いを鼓舞し合う姿勢。
うまくできて嬉涙が出る時もある。
それぞれの対戦校と触れ合うことで刺激を受け、次に向かう力を得る。
勝手に解釈しただけなので100%妄想ですが、これくらいの気持ちがあってくれたなら嬉しいですね。
氷帝パート
「ただ諦めないこと」
「ただ裏切らないこと」
「それを守れば 万事オーライ」
「友情を育もう」
「嘘はなしだぜ 信頼あるのみ」
努力の王子様達氷帝学園。
運動能力が高い跡部キャストに巻き込まれる形で、それぞれが努力をしたキャスト達。しかもキャスト全員がちゃんと個性を出してくれた。
諦めないこと、裏切らないこと、単純だけど守るのは非常に難しいことです。
いろいろ思うところはあったと思います。それでも全員で諦めず、裏切らず、互いを信頼しあって3rd氷帝学園を作り上げた思いが表れているなぁと。
全員に対して嘘はつかない。信じているからこそ余計なことは言わないのです。その姿勢がキャラクターとしての氷帝学園ぽさでもあり、3rd氷帝学園キャストでもあるなぁと。ドリライで全員が揃うの待っていますね!
比嘉パート
「俺のチームメイトが」
「お前達で良かった」
「喧嘩しても翌日ハグハグ」
「友情を育もう」
「嘘はなしだぜ 前進あるのみ」*曖昧
完璧アーティスト集団比嘉中
俺のチームメイトがお前達で良かったってキャストとしてもキャラクターとしても完璧な歌詞です。テニミュの二重写し感が本当に好きです。
キャラクターとしても喧嘩するでしょうし、キャストとしても演技のこととかで喧嘩するでしょう。それでも翌日は喧嘩したことを忘れて互いに称え合う友情を持っている。
人数が増えたのもあったとは思いますが、3rdの比嘉中は段違いにカラーが強くてめちゃくちゃ好きでした。
またドリライで戻ってきてくれるのが楽しみです。
サビ
「I like you ふわふわ」
「I need you ふわふわ」
「Yes thank you ふわふわ」
「I wanna meet you again」
「in the game!」
ふわふわダンスがあんまりにも面白すぎて頭に入ってこない。しかもちょいダサな振り付けなのが余計面白さを引きたてている。「ふわふわ」ってなにと思う前に、簡単な振り付けはキャストによってかなり差がでてくるのでいろんなキャストを見比べるのが面白かった。「試合の中でもう一度会おう」って非常にテニス少年ぽくて良くないですか??私大好きですこういうの。
コールに関しては正直汲み取りにくいものが多かったので、セイヤーぐらい単純にしてくれると助かると思いました。
曲終わりのなんていうんですかね、連続でダンスが入るところも今までのアンコール曲っぽくなくて新しかったです。
なんか無駄に長くなってしまいましたが、曲の感想はここまでにします。
気力があったら『氷の刃』と『肌を刺す嵐』の歌詞考察とかできればと思っていますが、果たしてやる日はいつになるのやら。
3rd season全国大会青学vs 氷帝総括
既存の演出をベースにしているため、関東立海や全国比嘉戦ほどのストーリー的な驚きはない。全体的に重めでシリアスな雰囲気だった全シーズンと比べて、軽めで明るい雰囲気をイメージしているようだった。そのため全シーズンに慣れている人にとっては物足りなさが出ても仕方がないのかもしれない。
比嘉中がラップ調、氷帝がクラシック調、というように他校のカラーが色濃く出ていたので差別化がしやすく、見ていて華やか。青学に関しては代替わりのため、初演だとなかなかカラーを出せないのが難点か。
また個人的な感覚になるが、3rd seasonは特定のキャラクターを掘り下げることを意識しているような気がしている。氷帝が関わる公演は総じて跡部が目立つが、その中でも跡部の心情を示すようなシーンを盛り込んでいるのが今回の全国氷帝の新しい点だろう。
新曲に関しては今まで以上に「ミュージカル」を意識した曲調・ダンスにしていると感じた。一部楽曲は明らかに曲調が難しく、今までの単純なメロディーラインのものとは異なるものとなっている。3rdにはいってからそのような楽曲が増えたのは非常に良いことではあるが、新人が歌うにはハードルが高いと思う。
東京公演の出来は悲惨なものであったが、地方公演を経てからの凱旋公演は、きちんとキャラクターとしての熱さや、思いを形にしてくれたので個人的には非常に面白い公演だった。
非常に長くだらだらと書いてはいますが、結論を言いますと単純に
「テニミュ最高 セイヤー!」なんですよね〜。
四天宝寺公演が楽しみです。
2018. 10. 14 みけねこ