スポットライトが照らす先 後編

こんにちは。ちょっとばたばたしていてだいぶ時間が経っていました。ちょっと記憶も怪しくなってきてはいるのですが、未来の私のために書いておきます。

 

今回も前回同様、新曲歌詞の部分はあきさん(aki_93)の聞き取り歌詞を参考にしております。許可くださりどうもありがとうございました。

本ブログは前回のブログの続きとなります。

 

mikenekosan.hatenablog.com

  

12『肌を刺す嵐』テニミュのsinging in the rain

 テニミュの世界観が消滅した跡部onstage。完全に跡部に支配される空間。しっとりとした雨を感じさせる繊細なピアノの入りから、水滴が跳ねる様を想起させるハープ音。そしてそこからのスネアドラムのボレロみたいなタン・タタタン・タタタタン・タタタタタタタンというリズムね〜おしゃれですね〜。情景が目に浮かぶような曲調になってると感じた。ストリングス音が軽めだからより雨っぽさがでてるのかも。最後のテレレッテーレレテーレレテーレーみたいなとこめっちゃ好きです。そこの振り付けも次々に決まってめちゃくちゃ麗しい。

んでね、このままマスターピースみたいなやつになってくのかとおもったわけ。最初からクライマックス的な。

 

 まさかのJAZZ。テニミュ初のJAZZ調。シンバルカッケェ。

めっちゃくちゃおしゃれやんけ……中学生男子とは思えないほどおしゃれやんさすが跡部だわ。

「水を味方にした氷」の所、メロディーが変わるタイミングで指をパチンと鳴らしてたの空間を支配しているようでとてもかっこよかった。

「消えゆくグレーススカイ 俺様をハイにしろ」グレー=灰=ハイ で掛けましたね?

東京公演は白石のエクスタシーみたいな振り付けだったから四天公演につながっている気がして嬉しかったけど、大阪あたりから前方に手を突き出して相手を煽るように指クイになりました。どっちでも嬉しい。

「雨が止んでも俺様の体は」のJAZZ特有のドラムの不規則アレンジ音がたまらなくかっこいい。

「AH~~」で一瞬すべての音が止まるのもいいよね。そのあとでJAZZっぽさを残したメロディーで終わるのも最高。

しかも最初はだいぶクラシックよりで、今回の跡部キャスが得意とするバレエの大振りな振り付けだけど、JAZZ調になってからは若干動きは違うけど氷帝レギュラー陣と跡部で一緒のコンテンポラリーダンスじゃん。対比が素晴らしい。最初は跡部ソロで次は氷帝全員で踊るって演出マジ神。氷帝学園跡部とレギュラー陣が綺麗に揃ってこそ。跡部は孤独ではないんだよ。比嘉も。。。あれは。。。練習しているんじゃないですかね。。。

この曲も『氷の刃』同様めちゃくちゃ歌詞凝ってて好き。テニミュっぽくないけど。

歌詞についてもいろいろ言いたい所はあるんだけどそれはまた今度にします。

ただ、東京初日近くはあまりのメロディーの難しさに跡部キャスが歌えていない状態が続いていたのが非常に残念。地方入り始めてから新しい発声方法になれたのかめちゃくちゃ良くなってて、凱旋公演は聞くたびに鳥肌が立ったぐらい上手くなった。まぁ、これ難しいよね。。。

 

13『試合再開』

2ndと一緒。毎回思うけどトリオってあの大きい舞台に3人だけでハモりもユニゾンも綺麗に決めなくちゃいけないから大変よね。。。小道具の傘がカツオのだけ頻繁に壊れていたのでいつもハラハラしながら見てた記憶が……。空気抵抗で壊れやすいのもあるけどどうにかならないもんかね。トリオはユニゾン綺麗なのでハモりがもっと綺麗になるといいね。

 

14『予測不可能』

 3rd比嘉は皆さんダンスが綺麗に揃ってるから本当に見応えがあるんだわ。歌も安定してるし、日替わりも面白いし本当に好き。

「占おうか? わんにそんな能力あったっけ?!」で甲斐くんに比嘉メンバーで突っ込む掛け合いの所が可愛くて好き。

東京公演の時は耳が悪すぎて「win or lose win or lose 」が「ビンボービンボー」にしか聞こえなかったのは悪い思い出。上げて上げて下ろす上げて上げて下ろす。

あとね、「予測不可能」のところで手を頭の近くに持って行ってパッと離す振り付けがすごく好きだった。あと曲終わる直前ぐらいの腕をぶらぶらさせてる所も好き。

単純な動きだとタイミングずれたらめちゃくちゃ汚くなっちゃうのに、比嘉中いっつも綺麗に揃っていて、体幹しっかり鍛えてるんだなぁとほれぼれ。

 

15『誰にも見えない糸』

 残るとは思っていた。歌詞めちゃくちゃ好きなんですよ。「乗り越えようこの試練 二人でならできるはずさ 攻め続けようひるむことなく マジ半端ない二人の連携プレー」ダブルスには無限の可能性が有ると信じている大石と菊丸の、2人でならなんだってできるという信頼感が歌詞に上手く表現されてるから。大石キャスも菊丸キャスも上手くはないけど下手じゃないので糸めっちゃ繋がってた。

宍戸と鳳パートに入る前の氷帝の回想の部分、跡部の台詞回しがよかった。

「だが、ダブルスでならてめーの努力報われるかもな」若干突き放した言い方だったのが非常に良い。興味ない振りをしている跡部。素直じゃないですな。

 

今回の宍戸キャスと鳳キャスが互いに歌に対して苦手意識があるタイプだったので、東京公演は大変でした。糸繋がってないじゃーん(涙目)いやでも彼らは歌よりも演技力がとてもよかったので全てOKです。凱旋に入ってからも上手くはなかったけど、いいとは繋がってたと思います。気持ちが伝わってきたので良し。(ドリライがんばってね)

 

16『あれがシ・ン・ク・ロ』

 超ノレる新曲。ゴールデンペア初期の歌を彷彿とさせるテクノ系な軽快さをもつ出だし。歌詞に入る前の大石と菊丸のシンクロダンスの部分がめっちゃ好き。初演だっていうのに息が合ってて見てて楽しかった。歌詞は旧『シンクロ』に近い感じ。間奏部分のゴールデンペアのラケット回しシンクロダンスも良い。綺麗に揃えるのは全立に期待で。「シンクロ〜シンクロ〜あれはシンクロ」からの氷帝・青学・比嘉それぞれのおっかけがめちゃくちゃミュージカルっぽくて待ってましたこういう曲!!って感じです。一度だけ音程変わるのいいよね。

あとね〜この曲の好きなところは曲がかかってる中、鳳の打球音が響いてるところです。効果音なのでBGMには入ってませんけど。パコンと鳴り響く音は勝利を近づけているはずなのに、逆に追い詰められている焦燥感がこの音でより鮮明に表されているのではないかと思いました。しかも東京公演のときはダイブしてボール拾いに行った鳳が宍戸さんに助け起こされていたけど、凱旋公演は宍戸さんの手を借りずに一人で立ち上がってたんですよ!!長太郎の成長ぶりに涙。しかもライトが当たっていない時、宍戸・鳳ペアは肩叩き合ったり、手を握り合ったりして「絶対に勝つぞ」という意識を常に見せてくれるんですよねぇ。本当に3rd宍戸鳳ペアの演技好き。

 

17『氷の世界』

 新曲じゃないんだ。3rd跡部キャスに合わせてもっとクラシカルな感じにするのかな〜と思っていたんだけど既存曲でした。東京公演の時は、氷の世界の絶対的支配感、閉塞感や重さがあんまり歌声に反映されていなくて物足りなさを感じたのは事実。でも凱旋公演はめちゃくちゃ底意地の悪い跡部になってたからすべてを許した。めちゃくちゃ嘲笑してる跡部様マジ性格悪い。しかもインサイトで死角を探す時の腕マジでレーダーみたいに綺麗に動くから最高。

「どうしたその面は 唖然として身動きも取れない〜〜」のクレッシェンド気味に音量が増してく感が好きだった。「てめぇはおしまいだ」の直後のデン!デン!で綺麗にステップ決めるの品がないんだか品があるんだか混乱する。好き。

「この恐ろしさ 閉塞感 まるでネガティブな風景」のところで目を閉じて口元に笑みを浮かべていたの、自分に陶酔している雰囲気を醸し出していて非常に良かった。

「消えてなくなれ 越前リョーマ(濁音)」みんなやるよね。好きだよ最後の歌詞に力こもっちゃうの。

 一番好きだったのは曲の終わり最後のインサイトポーズで綺麗なターン決めたところね!!あれ多分大阪あたりからやってたと思う。突然綺麗に回ってぴったり止まるからここはスケートリンクだっけ??と思った。

凱旋に入ってからめちゃくちゃ性格の悪い笑みを試合中に浮かべるようになったの本当に跡部として正解だよね。高慢さと嘲りと見下しが混ざった笑み。3rd跡部は表してくれる感情が非常に複雑だから表情をよく見たくなる。

 

18『俺は勝つ!』

 初めて聞いた時、『俺は燃える』も既存曲になるのか〜と思ったら違いました。『ベストテンション2016』みたいな、入りが既存曲と一緒でそのあと新曲になるタイプ。めちゃくちゃ勝ち確定ソングっぽいキラキラした音が入った出だし。

「さ〜あ 燃えてきたぞ 体の奥が ジンジンジン」の振り付けめちゃくちゃ面白くて毎公演見るたびに楽しそうだなぁと思ってしまった。このタイプの振付は真似したくなるからダメです。

この曲サビからがすごく好きなんですよね。

「勝つ 俺は勝つ 絶対に勝利する」

「熱くみなぎる エナジーショット」

圧倒的テニミュって感じの熱さしか感じない歌詞嫌いじゃない。

2回目の「熱くみなぎるエナジーショット」で跡部と越前が互いに体を押し返す振りが入ってたのですが、そこで越前に押し返されてる跡部の口元に笑みが浮かんでいたの本当に余裕があって好きでした。あそこブロマイドにするべきだよわかるかね。

 

 2回目の「氷を粉々に砕いてやる」のところで越前が跡部をネット際に追い詰めた時の、跡部のネット飛越ジャンプすごくないですか?? 数歩の踏切りでネット飛べる?めちゃくちゃ綺麗だし初めて見る飛び方で釘付けになりました。この曲の山場といってもいい。

やっぱり「こう言ってやるのさ〜」のあとラケットを相手に向けてピタッと止まり 「you still have lots more to work on!」っていう様式美マジで好き。

そのあと曲が盛り上がっていく最中ラリーが続くの見ていて本当に楽しい。

 この曲までは互いに勝ちを譲らない、というよりかは試合を楽しんでる余裕があるよね。互いの力量を確かめ合っているというか。「破滅へのロンド」を決められてしまってから跡部が「勝つ」ために自分の欲求を捨てるテニスに切り替え、越前も「勝つ」ために全身全霊で試合に挑むようになる。青学・氷帝のレギュラー陣がみた越前と跡部の姿が次の新曲『エンドレスラリー』に現れているのでは。

 今回の越前キャスがどうしても歌が苦手のようなので、東京公演の時の完成度の低さに半笑いになりましたが、凱旋公演で持ち直してくれたので大丈夫です。四天はね、もっとがんばってね。

 

19「エンドレスラリー」

 過去公演のものと比べてめちゃくちゃ明るいな!?と思った印象。青学にしろ氷帝にしろ、自分の学校の絶対的勝者が互いに「勝つ」ために競り合っている姿が非常に珍しいわけです。だって越前は公式戦で負けなし、跡部も公式戦で負けなしのはず(だよね…?)なので、そんな2人があんなに必死になって試合をしているという情景は、それぞれの学校にとって予想外のもので、すごい試合を見ているという「興奮」「ワクワク感」をこの曲で表したかったんだと考えています。

BGM聞いていて思ったのですが、打球音っぽい高音が入ってるのめちゃくちゃ試合っぽくていいですね。軽い感じのトランペット音がより互いの勝利のファンファーレっぽい。ちなみに歌詞に関しては突っ込みたいとこいっぱいある。

 

「負けを知らない二人が 負けない決意を固めた」

「勝利という冠に 手を伸ばすのはどちらだ」

本当にこの歌詞が、試合を見ているそれぞれの学校の生徒達の心を代弁しているんですよ。大半の生徒にとって越前の負けた姿も跡部の負けた姿も見ていないので。だから「負けを知らない二人」って表現されるのは間違っていない。

「負けない決意」ってわざわざ書いてくるところが非常にテニミュらしい。「勝つ決意」じゃなくて「負けない決意」と書くことで、より「負けない」気持ちを強く示せるじゃないですか。「負け」で軽く韻を踏んでいるのもあると思いますが、単純に勝つというよりも負けないという方が、気持ちを背負っているように見えるんですよね。「勝つ」の反対語は「負ける」だし、あえて逆説的な文章にすることで意志の強さを示したかったのかなぁ。

どの公演で見たのかあんまり覚えていないんですけど、「負けない決意を固めた」で跡部がラケットを強く握り直すのを見たんですね。偶然だとは思うんですけど、その一瞬の動作で跡部の覚悟が見えたので、とても好きなシーンになりました。

 

「果てしない タイブレーク どこまで続く タイブレーク タイブレーク

ここの越前と跡部がすれ違うシーンめっちゃ好き。しかもそのあとの跡部の台詞回しね。

「てめぇの微妙な手首の動きから、事前に掛けてくる回転の一つ一つが見えてきたぜ」

「手塚ゾーン、破れたり!」

手塚ゾーン破れたりの時のセリフ回しめちゃくちゃドスが効いていて恐ろしかったですね。あんなに上品な跡部が目をかっぴらいて血を吐くように言うんですよ。。。ギャップがたまらなく美しい。

 

 しかもラリー中めちゃくちゃ越前が打つ時に声を上げるんですけど、それに比べて跡部が非常に静かに打っていたのが対比として綺麗だったなぁと。個人的解釈においては越前はもう少し秘めた感情っぽく表してほしかったとは思う。ただ、越前がオーバー気味に感情を示していたのとは反対に、跡部タイブレーク中終始、余裕のある笑みを浮かべつつ返球し、あんまり叫ばなかったことで「動」と「静」がしっかりと示されていたのでは。今回の跡部がはっきりと声に出したのって本当に最後の最後、「果てしのない エンドレスラリー」の股抜きショットを返球されて「くそッ!」っていうところなんですよ。しかもその「くそッ!」って言い方が本当に悔しさに燃えててね……。

あと曲の終盤で互いの体力が尽きてフォームも崩れつつも打ち合って倒れるシーン、跡部キャスが体が柔らかいため、操り人形の糸が切れるように倒れるの風情がありましたね。関節どうなってんの。

 

以下突っ込みたい歌詞

①「おチビは防戦しながら 攻めてる」

な に が い い た い

いやまぁ中学生らしいっちゃらしいけど。

②「とんでもないルーキーだ あそこまでできるとは」

 「将来の脅威になるだろう」

 「ウス」圧倒的美声ビブラート

いや既に脅威だよね?まあ来年3年に上がる2年に対しての言葉だとは思うけど今更感強い。樺地にはもっとちゃんと歌詞をあげてくださいもったいないので。。。

③「氷の帝王が 汗をかき始めたんだよ」

情緒も何もない歌詞!!!「氷の帝王が熱くなっている」ぐらいの情緒を見せて!!

以上です。

 

20『リフレッシュ 新たな自分へ』

既存曲そのまま。死闘を繰り広げた後のそれぞれの学校が示されている曲。青学はこれから試合が続くからジャージのままだけど、もう試合がない氷帝と比嘉は制服なんですよね。それぞれ楽しそうにしているのはいいんだけど、跡部が憂いを帯びた表情で俯いたままハケるのが彼の夏が終わったことを如実に示していて涙腺が刺激された。

あと手塚のお弁当がめっちゃ小さくてそれで足りるんですか??もっと食べない??大丈夫??って心配になってしまったのと、菊丸の超絶アクロバットで度肝を抜かれた。片手で体持ち上げるってどういうこと??アクロバットに期待大

 

21『氷点下の情熱〜THE TOP』

せっかく新曲用意したのになぜメドレーは前回そのままなんでしょうね。まぁ長年テニミュ見てくれる人にとっては懐かしのあの曲!やっぱり好きだなぁと思うのだろうど。せっかく青学も氷帝も良い新曲をもらっているんだから、メドレーにすればよかったのにとは思います。氷点下の情熱もTHE TOPも好きだけどね!!3rdキャストが歌ってくれるそれぞれの曲は、やっぱり2ndの子達が歌ってくれた時と印象が変わるので、やっぱりキャストによって色が変わるのも演劇の醍醐味ですね。

 

22『スマイル・アンド・ティアズ』

例のふわふわソング。テニミュのアンコール曲って聴いていて非常に元気をくれる歌詞が多いと思っています。演じて歌うキャストにとっても、聴いている観客にとっても、違和感なくすっと心に入ってくる歌詞だから、頑張ろうって気持ちにさせてくれるんですよね。出だしが今までのアンコールとちょっと違う感じで、それぞれの学校の部長と越前が歌うっていうのも非常にレアでした。

 

「スタートラインを引いたあの時 ゴールは想像しなかった」

「どこにあるんだ 最後の目標」

「それを探すための 試練と喜び」

歌詞でキャスト泣かせにきてますよねこれ。何かを始める時、50%の人は最終目標を定めていて、残りの50%の人はだいたいの目標はあるけど確実なゴールは決めていないのではないでしょうか。しかも目標をしっかり定めていたとしても、予想外の結末になることも多々あるのが世の中です。いろいろな経験をしていくうちに、ゴールの形が変わっていくこともあるでしょう。前向きに人生を進んでいく歌詞だなぁと思いました。

以下くそポエムです。

 

青学パート

「負けても笑ったっていいだろ」

「勝利の涙も捨てがたい」

「訳も分からず 心が動くよ」

「対戦相手と コートに立ってると」

代替わりした青学のパート。

出来ないことが多くても笑いあって互いを鼓舞し合う姿勢。

うまくできて嬉涙が出る時もある。

それぞれの対戦校と触れ合うことで刺激を受け、次に向かう力を得る。

勝手に解釈しただけなので100%妄想ですが、これくらいの気持ちがあってくれたなら嬉しいですね。

 

氷帝パート

「ただ諦めないこと」

「ただ裏切らないこと」

「それを守れば 万事オーライ」

「友情を育もう」

「嘘はなしだぜ 信頼あるのみ」

努力の王子様達氷帝学園

運動能力が高い跡部キャストに巻き込まれる形で、それぞれが努力をしたキャスト達。しかもキャスト全員がちゃんと個性を出してくれた。

諦めないこと、裏切らないこと、単純だけど守るのは非常に難しいことです。

いろいろ思うところはあったと思います。それでも全員で諦めず、裏切らず、互いを信頼しあって3rd氷帝学園を作り上げた思いが表れているなぁと。

全員に対して嘘はつかない。信じているからこそ余計なことは言わないのです。その姿勢がキャラクターとしての氷帝学園ぽさでもあり、3rd氷帝学園キャストでもあるなぁと。ドリライで全員が揃うの待っていますね!

 

比嘉パート

「俺のチームメイトが」

「お前達で良かった」

「喧嘩しても翌日ハグハグ」

「友情を育もう」

「嘘はなしだぜ 前進あるのみ」*曖昧

完璧アーティスト集団比嘉中

俺のチームメイトがお前達で良かったってキャストとしてもキャラクターとしても完璧な歌詞です。テニミュ二重写し感が本当に好きです。

キャラクターとしても喧嘩するでしょうし、キャストとしても演技のこととかで喧嘩するでしょう。それでも翌日は喧嘩したことを忘れて互いに称え合う友情を持っている。

人数が増えたのもあったとは思いますが、3rdの比嘉中は段違いにカラーが強くてめちゃくちゃ好きでした。

またドリライで戻ってきてくれるのが楽しみです。

 

サビ

「I like you ふわふわ」

「I need you ふわふわ」

「Yes thank you ふわふわ」

「I wanna meet you again」

「in the game!」

ふわふわダンスがあんまりにも面白すぎて頭に入ってこない。しかもちょいダサな振り付けなのが余計面白さを引きたてている。「ふわふわ」ってなにと思う前に、簡単な振り付けはキャストによってかなり差がでてくるのでいろんなキャストを見比べるのが面白かった。「試合の中でもう一度会おう」って非常にテニス少年ぽくて良くないですか??私大好きですこういうの。

 

コールに関しては正直汲み取りにくいものが多かったので、セイヤーぐらい単純にしてくれると助かると思いました。

 

曲終わりのなんていうんですかね、連続でダンスが入るところも今までのアンコール曲っぽくなくて新しかったです。

 

なんか無駄に長くなってしまいましたが、曲の感想はここまでにします。

気力があったら『氷の刃』と『肌を刺す嵐』の歌詞考察とかできればと思っていますが、果たしてやる日はいつになるのやら。

 

3rd season全国大会青学vs 氷帝総括

 既存の演出をベースにしているため、関東立海や全国比嘉戦ほどのストーリー的な驚きはない。全体的に重めでシリアスな雰囲気だった全シーズンと比べて、軽めで明るい雰囲気をイメージしているようだった。そのため全シーズンに慣れている人にとっては物足りなさが出ても仕方がないのかもしれない。

 比嘉中がラップ調、氷帝がクラシック調、というように他校のカラーが色濃く出ていたので差別化がしやすく、見ていて華やか。青学に関しては代替わりのため、初演だとなかなかカラーを出せないのが難点か。

また個人的な感覚になるが、3rd seasonは特定のキャラクターを掘り下げることを意識しているような気がしている。氷帝が関わる公演は総じて跡部が目立つが、その中でも跡部の心情を示すようなシーンを盛り込んでいるのが今回の全国氷帝の新しい点だろう。

 新曲に関しては今まで以上に「ミュージカル」を意識した曲調・ダンスにしていると感じた。一部楽曲は明らかに曲調が難しく、今までの単純なメロディーラインのものとは異なるものとなっている。3rdにはいってからそのような楽曲が増えたのは非常に良いことではあるが、新人が歌うにはハードルが高いと思う。

 東京公演の出来は悲惨なものであったが、地方公演を経てからの凱旋公演は、きちんとキャラクターとしての熱さや、思いを形にしてくれたので個人的には非常に面白い公演だった。

 

 非常に長くだらだらと書いてはいますが、結論を言いますと単純に

テニミュ最高 セイヤー!」なんですよね〜。

四天宝寺公演が楽しみです。

 

2018. 10. 14 みけねこ

 

 

 

 

 

 

 

スポットライトが照らす先 前編

こんにちは。

先日の9月24日に千秋楽を迎えた『ミュージカルテニスの王子様 3rd season 全国大会 青学vs 氷帝公演』の感想文をなんとなーくまとめようと思ってはてブロを書きました。

以下の感想文は歌の部分について個人的な所感に基づき書き殴ったものとなりますので、表現方法に納得がいかないもの等もあるかもしれませんがご了承下さい。

あと今シーズンの推し校は3rd氷帝なので感想は氷帝に偏ります。

 

また、本ブログにて言及した新曲歌詞につきましては、あきさん(aki_93)が作成してくださった聞き取り歌詞を参考にしております。あきさんどうもありがとうございました。

この場を借りて御礼申し上げます。

 

ところで、鬼のように早いテニモ配信のおかげでだいぶロスを感じずにいられるのがありがたいのですが、なんでラリー音あんな中途半端なんでしょうか。

基本2nd準拠なのでラリー音は2ndでカバーできますけど。。。

 

1『どどどどどどうなる2018』

曲始まる前にある日替わり場面のボートがなんとお手製になっていたので、めっちゃ出世した感がある。日替わり毎回外さず面白くしてくれるから本当に楽しかったな……

曲が比嘉公演に続いて若者っぽいアメリカンミュージック系で固めてきていて、本当に今回のシーズンは学校ごとの色分けをはっきり示すんだなぁ、と。

歌詞はおそらく2ndシーズンの歌詞に一部をアレンジ加えてという感じだった。

・大サビに入る前の『いきますよ〜』が好きだった。

・「ど、ど、どうなる どどどうなる!?」の指を顎に添えてちょこちょこ動くダンスなんか可愛くて好き

3rd比嘉の子たちはガタイがよく、ダンスがきれいに揃っているからいつみても見応えがあって幕が上がって最初の楽しみだった。比嘉の時よりもみんな歌上手くなってたし、やっぱり東京公演から完成度が高かったと思う。

 

2『忘れ得ぬ戦い』

題名めちゃくちゃかっこいいですね!?

六角公演の『忘れ難き戦い2016』の対なのかな

私はこういうタイプのオープニングめちゃくちゃ好きだからこの場面を見るために劇場に通ったといっても過言ではないです。1stの全国立海2ndの『ハイライト』みたいにお復習いしてくれるの、この試合を踏まえた上で、っていうのがわかりやすくて良い。勝敗がわからないのがネックだけど。まあ観劇者はほぼ展開知っている人たちばかりだから問題ないか。

しかも今回は青学を軸に関東氷帝戦・全国比嘉戦を交互に示す演出で、さらにそのメイン試合ごとのフレーズも入れてくれるから前の公演みに行った人にとってはより楽しい構成になってた。毎回拍手しちゃう。ここまでで3000円の価値ある。

 

Be cool~下克上2016~バイキングホーン2017~3人でダブルス~乾海堂•不知火新垣戦ラリー音~俺たちのダブルス~ジローの感嘆符~燃えるぜバーニング~テニスとは…~手塚ゾーン2017~跡部のアリア

 

跡部出てくるたびに跳躍力が半端ないからめちゃくちゃ浮いててかっこよかった。最後手塚が肩を押さえるところの表現も好き。激しい音楽が連続した中、勝敗が決まった瞬間に音が静かになって、スポットライトが2人を照らした後しぼんで暗転するって演出良くないですか?記憶違いだったらごめん。

 

3『全国大会準々決勝だ!2018』

トリオの曲ね、ミュージカルっぽくて毎回好き。

今回のトリオはハモりが若干苦手なようだったけど、初演にしてはだいぶ良い方だと思いました。「始まるよ全国大会準々決勝〜」の手招きみたいなダンスと「相手は〜(相手は〜)関東大会初戦のチーム」で手を下に持ってくダンス、「関東大会よりは全国大会」のところの馬跳びとかのダンスが可愛くてね…

ところで『レディ・スタート・ダッシュ』に入る前のそれぞれの部員を手塚が呼ぶシーン、あれ1回呼ぶの間違えたって本当ですか???

 

4『レディ・スタート・ダッシュ!』

出だしのピアノめちゃくちゃ疾走感があってかっこいいですね!?

「才能を開花させろ その蕾を大きく膨らませ 大輪の花を咲かせろ コートを埋め尽くすほどの」いやぁ、もう歌詞がめちゃくちゃ綺麗。開花からの蕾からの花。言葉の繋げ方が半端なく綺麗。でも次の瞬間「限界MAX!」っていう通常のテニミュに戻るから愛おしい。

・「靴のきしみのやる気を聞いて」ここのダンスめちゃくちゃ面白かった。とくに手塚の動きが絶妙だったから毎回見ちゃった。

・今までボールの打ち方とかって歌詞に出たことありましたっけ…。

「ボレーバックストレート」「サーブレシーブスマッシュ」テニスっぽさが現れる歌詞でちょっと驚いた。コートのラインとかネットとかはあったよね。ほらあの、「ネットビビらせ」のやつ。

・BGM聞いていて思ったんですけど、四字熟語教室が開かれている時の後ろのストリングス波打つ感じでめちゃくちゃかっこいいですね。試合している感じっぽくて好き。

・手塚が「猪突猛進」の四字熟語当てられてるのはちょっと意外だったな。

・ところでplay is we are! I am the strongest playerにしか聞こえないんですけどどうなんですかね。テニスの試合は俺たちだ〜みたいな??よくわからん

・応援の掛け声「青学ファイ!」で決めポーズ取る様式美がたまらなく好き。

 

5『氷の刃』

最高すぎて言葉にならない。もうこの時点で6千円の価値ある。ありがとう新曲ありがとう3rd氷帝

出だしのパイプオルガンを聞いて一瞬ルドルフかと思ったのは内緒です。

クラシック系の音色にタンゴ系のアコーディオンとハンドクラップ入れてくるの本当に氷帝っぽくて好き。謎の準備体操時間的な腕とか腰とか回しているところの裏ハンドクラップ音めちゃくちゃかっこいい。しかも〜「氷ついたフリージングフェイス その仮面を剥がそう」のところでエレキギター?ギュインギュインいわせてるの本当そういうところ!!優雅さだけじゃない表現最高。

・最初のデッデッデッデのところで靴がキュッキュなる振り付け好き

・「氷で固めた敗北のしこり」「今その後悔を露わにする時」

歌詞どうした??氷帝の時だけ歌詞だいぶ詩的だけど大丈夫?小説の登場人物のモノローグみたいな感じだよ(間違ってはいない)

・「凍りついたフリージングフェイス その仮面を剥がそう」

でたでた日本語と英語両方で謎に表現するやつ!「その仮面を剥がそう」で腕を外に

バッて広げて剥がす振り付けめちゃくちゃかっこよくて好き。あとジローがニコニコしながら歌ってた(福岡公演)のが怖すぎた。

・「獣のような殺意 その目に宿る」

復讐に燃える氷帝学園は手負いの獣なんですね……めちゃくちゃ悔しがってるじゃん殺意だよ殺意。

「獣のような殺意」で小刻みにターンして、「その目に宿る」でラケットを客先に差してくる振り付け天才的だとおもう。双眼鏡で覗いたらキャストそれぞれめっちゃ瞳をぎらつかせてて息を飲んだ。跡部めちゃくちゃ眼差し殺意籠ってた。

・間奏の連続したハンドクラップ音めちゃくちゃ好き(BGMで初めて知りました)

あと流れるようなステップの多い振り付けに目を奪われましたね。あんなに関東氷帝戦では余裕のある振り付けだったのに比較すると動きが本当に多い。余裕のなさを表現しているのかもしれない。

・「俺の熱気で溶け出した氷 その雫は再び凍り 鋭い氷柱の刃になる」

ここ音色のメインがハープと鉄琴だから、氷の世界っぽいのをイメージできる。ここの歌詞もめちゃくちゃ詩的でイメージが連続した単語が続いてるから聞いてて綺麗に感じる。

・「受けてみよ 光り輝く 宝石めいた この剣を」

テニスの試合なのに剣って表現をしてくるテンションの高さ好きだよ……

氷は透き通っていて反射するからいろんな色に見えなくもないし、宝石っぽく見えるかも。そういえば跡部フェンシングできるんだっけか。

・「努力は見せない 肉練の成果」

がっくん、がんばれ、がんばれ!!って思いながら聞いてた時もある。低くて出し辛かったのかもしれない。仰向けに寝そべって腰を突き出す振りから反転して膝をつく振り付けのところ、めちゃくちゃ跡部の動きが綺麗でさすがバレエ経験者っょぃ。

・「今その腕力を 見せびらかす時」

腕力を見せびらかすって表現が面白くて一時期ずっとツボに入ってた。このパート宍戸さん担当なのよくわかる。

見せびらかすって単語に氷帝の高慢さが現れてるのかな好きです。

・「クールに見える キラースーツ 半分脱ごうか」

キラースーツって何wwww検索かけてもRPGの装備品て事しかわからなかったんですが。忍足と跡部が互いに顔を見合わせてこちらに涼しい目を向けてくるの最高でした。

脱がなくてもいいですよ。

・「ボクサー(王子様)よりも 鍛え抜かれた二の腕」

ここ歌詞2割れしてました。東京公演のときは王子様かなぁと思ってたんですが、大阪でスピーカー近くに座った時ボクサーって聞こえたんで多分ボクサーです。

ここの樺地めっちゃいい声でした。樺地歌える人だったからソロパートあればよかったのになぁ。あと鍛え抜かれた二の腕で、各々の押さえ方に個性がでていたのでそこを確認すればよかった。

 

この曲はサビからが本当にかっこいいんですよねぇ。

・「first lose but decide to win, 勝利は約束されている」

敗北を喫した上で勝利を誓う氷帝学園の覚悟が示されてる歌詞だと思います。

勝利は約束されている、めちゃくちゃ上から目線で好き。しかも指で天を指しゆっくり下ろして行く振り付けも最高にかっこいい。(実際 toがしっかり聞こえた事はないんだけど、動詞が連続するのが気持ち悪くてtoを入れただけでない可能性もあると思います。decideはto不定詞しかとらなかったような…)

・「舐めんじゃねぇぞお前ら」

出た!!ガラの悪い氷帝学園!!ここまで上品な歌詞で攻めてきたのに突然の舐めんじゃねぇぞ、痺れますね。ラケットを客席に向けて横に弧を描く振り付けもめちゃくちゃイキリボーイ感満載で最高。

・「ズタズタに 叩きのめしてやる」

ひとこと言っていいですか。ズタズタにだと「切り裂く」とか刃物で裂く動詞の方が文章綺麗じゃないですか。かっこいいからいいけど。「叩きのめしてやる」で地面をラケットで打つ時にガツ、と聞こえるのが気迫が籠ってて好き。

・「first lose but decide to win, 勝利は約束されている」

「高括ってんじゃねえぞ」

「氷の牢獄に 封印してやる」

氷の牢獄にで腕を上げて、真横で止めるのめちゃくちゃ優雅じゃないですか!?

そのくせ次の封印してやる、でめちゃくちゃ激しい戦闘的な振り付けに入るわけです天才だな。

・「そう 俺たち氷帝」×3回

1回目ユニゾン、2回目跡部ソロ、3回目ユニゾンでどんどんテンションあげてくの非常にかっこよかった。厚みが増す展開の仕方はやっぱりいいものですよね。

しかも2回目の俺たち氷帝跡部ソロ、歌いながらゆっくりと後ろに下がるのも優雅でよかった。

・追っかけパート「氷の 氷の 氷の エンペラー」

いやここ難しかったよね。。。youtubeにあがってるダイジェスト聞いてると頭抱えそうになったのを覚えてる。3rd氷帝さんたちは声質が物の見事にバラッバラだから追っかけにすると荒さが目立つんだよね。東京公演はもうちょっと、という気持ちでいっぱいだったけど、凱旋公演はとても綺麗に聞こえたのが嬉しかった。

氷の、で少しづつメンバーがステージ前方に躍り出る演出も好きだった。

ここのアコーディオンの和音連続とハンドクラップ音が続くのめちゃくちゃ情熱こもってますよね〜。

曲の最後に向かうストリングスの盛り上がりとハンドクラップ音が凄く好き。しかもステージ中央から前方に華麗なステップ踏みながら躍り出てくるのめちゃくちゃ氷帝っぽく絵になるシーンだった。最後のポーズを決める時に力張りすぎちゃって指ぱっちんがブレてるの跡部の激情を感じた。

めちゃくちゃ曲調を変えてくるからキャストにとっては拍子も歌い辛かっただろうなとは思う。東京公演の出来栄えは正直言ってよくなかったし。ダンスもすごくステップが多くて跡部以外は死ぬ振り付けだったけど、それでも3rd氷帝みんな本当によく頑張ったよね。福岡と凱旋公演の『氷の刃』は毎度毎度鳥肌モノでした。でも心の奥底で、凱旋公演2日目のレベルを東京公演でも見せてくれてよかったんだよなぁ、とは思っています。もう終わっちゃったし、凱旋大千秋楽が最高だったからいいんですけどね。

曲が始まる時に青白いスポットライトに照らされた跡部の顔が、絵画のように美しかったことは忘れたくないですね。

 

6『ポーカーフェイス・ファイター/アクティブボルケイノ』

若干音が変わっているっぽい。

本当の地獄はここだ。。。自分のツイート見返してもやっぱりキレてた。

東京公演で初めて聞いた時、余りのキーの高さに笑いそうになってしまったのですが、歌い出しの瞬間に真顔になった想い出。氷帝も青学も歌唱力低めが揃ってしまう珍自体に驚きを隠せませんでしたね……。桃城は初舞台だったので仕方がないにしても、忍足がねぇ……本当に東京公演の出来は擁護できないぐらい酷かった。

桃城くんは表情の演技が魅力的な子でした。「策士の桃城」を前面に出した感じの演技で、今までに見たことがない感じの桃城だったなぁ。歌は今後に期待します。音程は取れてると思うので肺活量つけてね。

凱旋公演はだいぶ試合として様になってきていたので両者とも文句はないです。凱旋公演は「上に行かれへんわ桃城」の言い方が熱くて良かったなぁ。桃城も「あれ打たれちゃ……たまんねぇや……」の言い方が感服の意を含んでて好きだった。

フォロワーさんが言うには、忍足の表情がめちゃくちゃよかったとのことでしたので、円盤で確認しようと思います。

お願いだから凱旋公演くらいのレベルで東京からやってくださいよぉ……

 

7『セッカチ』

ポーカーフェイス同様、既存歌詞で曲調アレンジのみ。

最後の「俺たちのペースは性急」のデンデンデンデンで下がっていくアレンジ好き。

がっくん上手くなったねぇ。。。アクロバット苦手だったのに様になるようになって私は見てて嬉しかったです。あんだけ動いても歌ってる途中あんまり息切れが目立たなくなったよね。「上には上がいることを〜」をのびのびと歌ってくれたのが印象的。

あと!!日吉!!!別の演目でも思ったんですけど声が通るから聞いてて気持ちよい歌声の持ち主になって帰ってきてくれて本当良かった。「下剋上等」の美ブラートは本当に最高。あんなに歌えて綺麗に動ける日吉をどうもありがとうございます。

試合に負けてコールが響いた時、がっくんが手をドン、とステージにぶつけてて悔しさを表していたの細い表現で好きだった。

 

8『風と激流2018』

照明のせいでめちゃくちゃ悪役っぽい乾・海堂ペアありがとうございました。

今回の乾と海堂二人とも比較的音程安定していて、いい意味でぞわぞわしない曲だった。前から思っていたんですけど、「誰も堰きとめられない激流」を海堂が歌って「巻き上がる一陣の風」を乾が歌うのいいですよね〜。互いのことを歌い合うダブルスって本当に美しいと思います。「データテニスがお前たちを滅ぼす」って過激な乾先輩。

 

9『再び』

手塚くん声量あって嬉しかったなぁ。

パイプオルガン寄りの若干荘厳な音楽に手塚の葛藤と覚悟が現れている曲だったと感じた。「負けそうなだ↓け↑じゃ→な↑い↓か→」というなんとも音ゲーの譜面ぽい音程で若干かわいそうだった。この部分難しいよね……

一番好きだったのはサビの部分

・「そうだ行くのだ手塚国光 自分の敵は自分」

「そうだ信じろ手塚国光 実績は体に染み付いている」

「自分で自分をコントロールする 過去の後悔も栄光も 血となり肉となり ここにある」

イップスという心の病に打ち勝つ、自分で自分の恐れをコントロールする手塚の意思を表現した歌詞だよね。手塚にとって過去にあったことはすべて今の自分を作り上げている大切なものなんだよね。怪我を否定的に見ていた過去から、肯定的に見る未来へ繋げる手塚の強さが現れていると思う。

・「再び歩き始めるのだ」で声枯らすぐらいめちゃくちゃ声量張ってくれて嬉しかった。覚悟をちゃんと歌詞にのせて示してくれるの個人的に好感度上がる。

 

どうでもいいけど獅子楽中の人、小学生女児に「死にさらせ!」っていうのめちゃくちゃカッコ悪くないすか。

 

10『不撓不屈へのオマージュ』

これ残留なんだよね。 

歌い辛いのかな、出だしの大石から音めっちゃ外してしまい、その後ズルズルと引き摺られてしまってという感じなのが多かったと思う。何度聞いても越前の「いや、部長はやめない 何があっても この試合を捨てない 自分の腕が二度と使い物にならなくなっても うちの部長は決して 逃げたりはしない」でレギュラー陣が考えを変える展開が面白すぎるんだよね。「そう 手塚(部長)はやめない」でしれっと不二先輩が出てくるのも流石としか言いようがない。

あと、「手塚(部長)は勝つまで ラケットを振る〜」で背景がめちゃくちゃシャレにならない雷雨になるのテニミュクオリティで好き。あんなりバンバン雷落ちてたら中止になる筈では……(照明が落ちても試合中断しないのがテニプリです)

 

11『ヘビーレイン』

正真正銘雨乞いサンバになって帰ってきたヘビーレイン2018。

両手を天に翳してターンする振り付け雨乞いすぎる。

上を向いて雨粒を顔に受ける仕草なんだろうけど雨乞いすぎる。

跡部と不二で歌うところだけど、「濡れて滲むよ明日への指針」でピタッと止まる両者めちゃくちゃ美しかったです。

今回のヘビーレインはリョーマが雨の中一人練習をしているという体で間奏に突然入ってきたんですけど、それに合わせてステップを踏む不二先輩が地味に面白かったです。

テレレレレッテテッテテーテーテーの振り付けもなんかサンバっぽくてなんかやっぱり面白かった。比較的良い方だと思うけど声質が私好みじゃないので申し訳ない気持ちでいっぱい。

 

思ったよりも長くなってしまったので今回は1幕まで。

2幕以降はまた別日にします。

 

mikenekosan.hatenablog.com

 ※後編も書きました。